臼杵まなび旅

人生もガイドの仕事も
今日の一歩から

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長瀨 誠

ナガセ マコト

うすきタウンツーリズム研究会所属
10年前に国宝臼杵石仏のボランティアガイドとしてガイドを始める。歩くことが趣味で、ノルディック・ウォークでは公認指導員としても活躍。今も毎日8〜20キロは歩く。

うすきタウンツーリズム研究会

  • 住所:〒875-0041 臼杵市祇園西6組
  • 電話:0972-63-6229

「私、家がこの近所でね。子どもの頃はここに入って、よく遊んでいたんです」。そう話しながら長瀨誠さんは、稲葉家下屋敷の美しい庭を眺める。昔話とはいえ、現在の国登録有形文化財が遊び場だったとは、なんとも贅沢な話だ。それだけ臼杵の人にとって、この屋敷は親しみのある場所なのかもしれない。

長瀨さんの趣味は歩くこと。家庭の事情で仕事を早期退職し、時間があればウォーキングで気分をリフレッシュさせていた。そんな長瀨さんがガイドとして町を歩き始めたのは、ごく自然なことだったのかもしれない。「ガイドの仕事は一期一会。もう会うことはないかもしれない人たちに、気持ちを込めてお話しさせてもらっています。それでもし臼杵が好きになって、また来てもらえたら最高ですね」と穏やかに話す。町並みガイドでは、江戸時代の古地図を見ながら町を歩くコースを担当している。「臼杵の町は大友宗麟によって商業都市として栄えました。その道が今でも残っているんですよ。戦国時代と同じ道を21世紀の人たちが歩いているって面白いですよね」。近年はコロナ禍でガイドの仕事はずいぶん減った。それでも長瀨さんは毎日のウォーキングを欠かさない。またいつか、一期一会の出会いを重ねるために。ウォーミングアップは万全だ。

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