臼杵まなび旅

人と自然が調和して
風光り水澄む里の酒を造る

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藤居 徹

フジイ トオル

代表取締役社長
高校の頃から家業を継ぐことを決意し、大学では商学部を専攻。卒業後は大手酒造メーカーの営業マンとして、さまざまな商品を販売してきた。その後『藤居酒造』に入社して関東エリアの営業を約10年担当。2010年に臼杵に帰り、2013年に六代目となる。釣りが趣味。

藤居酒造株式会社

藤居徹さんは『藤居酒造』の六代目。大学卒業後は大手酒造メーカーで営業を担当し、藤居酒造に戻った後も関東エリアの営業を任されてきた。それだけに、地方の酒蔵が都会で販売することの難しさを実体験として知る経営者だ。営業現場で流した汗は得難い財産となり、今では関東を中心に販売網を広げ、海外との取引も盛んになったという。

古くからある酒蔵だが、新しい設備や技術も積極的に導入する。低コストで量産できる工夫を重ねつつ、手作りの大吟醸酒は県で常に最高の評価を得ている。企業としての努力と蔵元としての研鑽。その両方にバランスよく取り組むことの重要性を若き当主は熟知しているようだ。その一方で「本来の酒造りは、地元の材料で仕込み、地元の風土で熟成されるもの。今はまだ少量ですが、農家さんと協力しながらそういう酒造りも実践しています」と、地酒造りの夢を語ることも忘れない。

彼が信頼を寄せる杜氏は弟の崇さん。酒造りを数値で語れる研究者であり、発酵の微妙な変化を見逃さない観察力の持ち主だ。「弟たちが造る旨い酒を売るのが自分の役目」。照れ臭そうに話した言葉は、この蔵に伝わる酒造りの精神と通じるものがあった。それは「和醸良酒」。この蔵では今も変わらず、和をもって良い酒を醸している。

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