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玉田 コウキ
タマダ コウキ
Profile
玉田コウキ(タマダ・コウキ)
『臼杵焼研究所』工房長
臼杵市生まれ。子供の頃から立体造形が好きで、芸術緑丘高校クラフトデザイン科で本格的に造形を学ぶ。家業の印刷会社勤務を経て2007年にカフェ『エカメナ』をオープン。2018年から『臼杵焼研究所』で臼杵焼に取り組む。父は画家の玉田信行氏。
本業は臼杵焼の陶芸家。だが、ある時は金継ぎの講師で、ある時は蝶ネクタイ姿でシェイカーを振るバーテンダーでもある。多才な顔を持つ玉田コウキさんだが、すべてに共通しているのは、彼の周りに笑顔が絶えないこと。底抜けの明るさで周囲を楽しくさせることこそ、彼が持つ一番素敵な才能なのかもしれない。
開業していたカフェで、臼杵焼の陶芸家・宇佐美裕之さんと出会った。「誰か工房を手伝ってくれる人いないかな」そう聞かれた時、真っ先に自分が手を上げたという。店の仕事もあったが、学生時代から造形を学んでいた彼が、そこに”楽しそうな空気”を感じとったのは間違いない。昼は工房、夜は自分の店という多忙な日々が続いたが、どちらも全力投球。工房でも作業の見直しなどを実践し、臼杵焼を効率よく制作できる環境を整えたという。本気で楽しむために本気で努力するのが、玉田さんのモットーなのだ。現在は、欠けた陶器を修理するモダン金継ぎ体験にも力を入れながら、イベントでバーテンダーとしても登場する。「臼杵焼も金継ぎも、昔だったら伝統工芸の世界。それを現代的で身近なものにしているから面白いんです」。自分が全力で楽しめば、いつの間にか周りの人も楽しくなっている。彼の笑顔の向こうに、これからどんな楽しいことが待っているのだろう。



