臼杵まなび旅

最上のふぐを最高の鮮度で
それがウチの仕事

木梨雅孝さんの紹介画像

木梨 雅孝

キナシ マサタカ

臼杵の天然とらふぐを直接、東京に出荷するルートを開拓し、1954年に創業した『木梨ふぐ』の二代目社長。現在は高品質の養殖ふぐを各地から仕入れて出荷している。

木梨ふぐ

  • 住所:臼杵市大字板知屋1257番地
  • 電話:0972-62-2677

市内に多くの専門店が軒を連ね、その味を求めて多くの人が訪れる臼杵のふぐ。その名物料理を支えているのが『木梨ふぐ』だ。九州最大のふぐ専門加工卸売店として、地元の店をはじめ東京や関西などにも臼杵のふぐを出荷している。

創業以来こだわり続けるのが品質と鮮度。『木梨ふぐ』では大分県内をはじめ九州一円から養殖ふぐを仕入れている。どれも社長の木梨雅孝さんが選び抜いた質の高いふぐだ。「ウチで扱うのは養殖が9割。養殖といっても現在では技術が確立されていて、天然物と遜色ない味です。天然物はうまいけれど、個体差も大きいし価格が高い。何より数が少ないでしょ」と木梨社長。日本中に高品質なふぐを安定して供給する最前線。それが、この会社なのだ。

出荷するのは身欠き(内臓や皮などを取り除いた状態)に加工されたふぐが大半。そのため朝一番の東京行きの航空便で届けるには、深夜から水揚げして身欠きの作業を始めるという。抜群の鮮度は『木梨ふぐ』の伝統だ。「ウチから出荷していく以上、質の悪いものは送れませんよ」と、穏やかな笑みの裏にプロとしての誇りがチラリと顔をのぞかせた。今では全国にその名が知られるようになった臼杵のふぐ。一般の人には見えない場所にも、ふぐ職人の心意気が息づいている。

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