臼杵まなび旅

まちを照らす笑顔と薄黄色の力

徳丸 香枝

トクマル カエ

Profile
『松田玉香園茶舗』店主。
結婚して大分市内に住んでいたが、店を継ぐために家族で臼杵市に移転。いつも黄色い服ばかり着ているので”黄色い人”とも呼ばれている。趣味は歌うこと。

松田玉香園茶舗

  • 住所:〒875-0041 臼杵市本町4組
  • 電話:0972-77-5329

八町大路で”黄色い人”と呼ばれている徳丸香枝さん。薄黄色(臼杵色)は彼女のシンボルカラーであり、故郷への愛情の証でもある。彼女が営む『松田玉香園茶舗』は、父から受け継いだこだわりの茶舗だ。大人には厳選した茶葉を販売し、店先で販売するソフトクリームは”将来のお得意様”となる子供たちに大人気。徳丸さんの人柄もあって、店はいつも明るい雰囲気に包まれていた。

火元の家と徳丸さんの店は、路地を挟んだ斜め向かいという位置関係。異変に気づいたのは、店から見える景色がどんよりと暗くなったからだ。焦げ臭い匂いも漂いはじめ、そこで火災と認識したという。「外に出たら、斜め奥の家から火が噴き出していて。とにかく火災の記録を録ろうと思い、ずっと撮影していました」と話す徳丸さんのスマホには、間近から見た火災現場の生々しい光景が時系列で残されていた。「その時は大変だと思いながらも、自分の店は大丈夫だと甘く考えてました。道を挟んでましたからね。でも電線伝いに火が走って、店も裏手から燃えていきました」。大切な商品や家族の思い出が詰まった店が燃える様子を撮影し続けた徳丸さん。それは火災に対して何もできない自分が、せめて店の最後をみとろうとする使命感のようなものだった。事実その映像は、のちに火事を検証するための貴重な資料となったという。

2月から八町大路の空き店舗を借りて営業を始めた。まだ品数は少ないものの、再出発できた喜びは大きい。新調されたソフトクリームマシンも置かれ、シンボルカラーの薄黄色が店の内外を明るく彩っている。
「でも、ここはあくまで仮店舗。前の場所に店を再建させるのが私の夢です。みんなにそう公言しちゃったから、後には引けません」と徳丸さん。でもお金がかかるね〜、大金持ちの親戚もいないし〜。切実な問題も明るく話す彼女の後ろで、真新しい『松田玉香園茶舗』の薄黄色ののれんが、おだやかに風に揺れていた。

支援者からの贈り物「かえ茶ん人形」

■大切にしていること
・薄黄色(うすきいろ)
・ニコニコ、ハキハキ、キビキビ

■あなたにとって「生きる力・生き抜く力」の源とは
・臼杵の皆さんやメディアにご支援・ご声援いただいたこと

■子ども達へのメッセージ
・急須でいれるお茶の本来の文化や味を知ってほしい

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