臼杵まなび旅

教壇での経験を生かし自分の感動をみんなの感動に

板井 なほ子

イタイ ナホコ

竹田市出身。大学卒業後、中学の国語教師として臼杵市などで教鞭をとる。退職後、市報でガイドを募集していることを知り石仏ボランティアガイドへ。自作の作務衣がトレードマーク。

臼杵石仏ボランティアガイドの会

  • 住所:臼杵市大字深田804-1
  • 電話:0972-65-3300

ガイドの本質が伝えることなら、これほどの適任者はいないかもしれない。板井なほ子さんは2021年にデビューした、臼杵石仏のボランティアガイド。以前は国語の教師だったという板井さんの声は、屋外でも明瞭に響く。相手の胸にスッと収まるような話しぶりは、ガイドとしての得がたい資質だ。

以前からガイドに興味はあったものの、臼杵石仏のことは漠然としか知らなかったという。ガイドの講習会で石仏のことを学び、阿弥陀様に救いを求めた800年前の社会情勢や石仏を彫った仏師の技術など、この地に秘められた歴史を深く知ることで、あらためて感動を覚えたようだ。同時に「歴史的知識を教えるより、私が感動したことをそのまま伝えることが大切」と、ガイドの方向性を自分なりに見出した。さらに「耳より目からの情報の方がはっきりと伝わるから」と、自費で製作した写真や資料のカードをつかってガイドをしているという。これも教師時代に培った技術の応用だ。

現在、ボランティアの事務局長でもある板井さんは「ガイド便り」も毎月発行。新聞を通じてガイド同士の連携を図っている。「こんなふうに何か新しいことを考えるのが好きなんですよ」と明るく笑う。教壇から石仏の前へ。場所は変われど、彼女の”伝える仕事”は、これからも続いてゆく。

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