臼杵まなび旅

作る人と買いたい人をつなぐ
"町の八百屋さん"

タタラアサコさんの紹介画像

多々良 麻子

タタラ アサコ

福岡県出身。別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)を卒業後、グリーンツーリズムや地域づくりの組織での勤務を経て現在。うすきファーマーズマーケット「ひゃくすた」の運営にも携わり、臼杵の活性化に尽力する。

関青果

  • 住所:臼杵市大字臼杵187-22
  • 電話:0972-62-3243

店には季節の野菜や果物が並び、通りを歩く人がフラリと足を止める。今となっては珍しい町かどの風景が、ここには今も残っている。『関青果』は、開業して半世紀になる町の八百屋さんだ。「ここは義母の店で、夫と私も手伝いをしています」と話すのがさん。隣には夫婦が営む居酒屋『関乃家』があり、互いに協力しながら両方の店を切り盛りしている。

『関青果』では2020年から「ほんまもん野菜」も販売している。「最近は『ほんまもん野菜』の知名度も上がってきたのですが、日常的に売っている店って意外と少ないんです。『どこで買えるの?』という声をよく聞きますね」。丹精込めて野菜を作る人と、その野菜を買いたい人。両者をつなぐことがこの店の役目だと、彼女は笑顔で話す。ひとくちに「ほんまもん野菜」といっても、農家ごとに味も違う。店に並ぶのは、麻子さんが実際に味わって本当においしいと思った農家の野菜ばかりだ。「中には珍しい野菜もあるので、おいしい食べ方などを気軽に教えられるのが町の八百屋の強み。これって、スーパーにはできないことですよね」と目を細める。義母・住子さんが築いてきた長年の信頼に新しい価値を加えながら、今日も『関青果』の店先に「ほんまもん農産物」の幟が風にはためく。

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