臼杵まなび旅

とりあえずやってみる、挑戦の心を持ち続ける

吉田 和美

ヨシダ カズミ

Profile
『カフェさんぽみち』店主。
20代は会社の事務職として働き、30歳で飲食業界に転身。大手コーヒーショップや個人経営のカフェで経験を積み、給食調理師を経て40歳で『カフェさんぽみち』を開業。6年後、八町大路の空き店舗を購入して開いた『うすき茶屋』が被災した。

カフェさんぽみち

  • 住所:〒875-0041 臼杵市臼杵677-6
  • 電話:0972-77-5023

2024年の11月まで、吉田和美さんは臼杵市内で2つの店を経営していた。2018年に『カフェさんぽみち』をオープン。その後、通りを2つ隔てた八町大路に2024年3月『うすき茶屋』をオープンさせた。「八町大路って、普段使いできる食事処がありそうでないんですよね。だから、うどん、カレー、ソフトクリームなど、気軽な料理を出す店にしたかったんです」と吉田さん。店内では雑貨も販売し、ワークショップなども開催。食事だけでなく地域の人や観光客が交流できる場所として、『うすき茶屋』は八町大路の風景に少しずつ馴染んでいった。

火災発生時、吉田さんは『さんぽみち』で夜の営業の準備や調理に追われていたという。「火事の連絡は『うすき茶屋』のスタッフがくれたんですけど、最初はボヤくらいに考えていたんです」。現場にも行ってみたが、火元から茶屋までは少し距離があった。不安もあったが、注文を受けている料理作りを投げ出すわけにはいかない。大丈夫だと自分に言い聞かせながら『さんぽみち』に戻り、調理を続けた。ふたたび駆けつけた時に目にしたのは、変わり果てた店の姿だった。「当時は焼け跡の片付けやこちらの店のことで忙しかったから、火災に対しての感情はあまりなかったんです。でも時間が経った今になって、悔しい思いが込み上げてきます」と、正直な思いを吐露する吉田さん。あの場所に店を再建したい気持ちはあるものの「なかなか難しいですね」と現実の厳しさを語った。

2店舗目をオープンさせて、8ヶ月で火災にあった吉田さん。不幸な出来事に見舞われたが、そのなかで町の人の優しさや地域のつながりの大切さを改めて感じたという。「いろんなことが火災で大きく変わってしまいました。でも、悔しがっていても仕方ない。今は残った店でがんばるしかないですよね」。私のモットーは”とりあえずやってみる”なんですよ。そう話す吉田さんの言葉には、穏やかななかに力強さが秘められていた。

■大切にしていること
・お客様やスタッフなどとの「和」を大事に

■あなたにとって「生きる力・生き抜く力」の源とは
・チャレンジする心

■子ども達へのメッセージ
・家族や友人を大切にしてほしい

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