臼杵まなび旅

臼杵は城下町じゃなく
ジョーク町や!

コヤミワさんの紹介画像

古谷 美和

コヤ ミワ

臼杵町並み観光案内ガイド
国宝臼杵石仏ボランティアガイド

ライターやイラストレーター、引越し屋など、異色の経歴を持つ。『臼杵ミワリークラブ』では、仲間と共に子どもたちを怖がらせることが一番の楽しみ。

臼杵ミワリ―クラブ

  • 電話:0972-64-7130(臼杵市観光協会)

迷彩柄のパンツに藍色の上着。頭に手拭いを巻いて、耳に開けた穴にはピアスではなくハンコを挿していた。古谷美和さんは独特なファッションで人の気持ちを瞬時に引き寄せ、ディープな大分弁で笑顔に変える。多才な人材がそろう町並みガイドの中でも、その存在はひときわ異彩を放っているようだ。

ガイドは正確さより、良い意味での適当さが大事だと古谷さんは言う。「正しい説明より、どれだけ楽しませられるか。大事なんは、そこやないかな」。散策ポイント「久家の大蔵」も「本当は取り壊す予定やったけど、ポルトガルから大きなタイル壁画が送られてきてな。それを飾る場所として蔵が生まれ変わった。まぁ今これが残っとるんはポルトガルのおかげやな」と、古谷さんにかかるとどこかユーモラスに聞こえてくる。今後の目標を尋ねると「臼杵だけやなく、周りの市と星座みたいに繋げていきてえな。それぞれの町が輝くと、全体でもっと輝けると思うんよ」と、ロマンティックな言葉が返ってきた。『臼杵ミワリークラブ』の会員として、町に伝わる妖怪話などを後世に語り継ぐ活動も行っている古谷さん。奇抜なようで本当は真面目。妖怪好きだけど、じつはロマンティスト。こういうガイドさんが普通にいるのも、臼杵の奥深さなのかもしれない。

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