7.国宝 臼杵石仏

国宝 臼杵石仏
こくほう うすきせきぶつ

古園石仏大日如来像は、まさに臼杵石仏の顔。木彫のような滑らかな造形と彩色が美しい。 

歴史の謎に包まれた
60余体の静かな横顔

数々の史跡や寺院が残る臼杵のなかでも、市を代表する場所といえば、やはりここ。「国宝 臼杵石仏」(磨崖仏)は平安後期から鎌倉時代にかけて造られたと云われているが、資料や文献は残っておらず詳細は今も謎のままだ。歴史的な裏付けが不十分でも国宝に指定されたのは、この石仏群が規模・数・美しさにおいて格段に優れていたからだ。4群に分かれた石仏群は、石段を登って山沿いの道を進むたびにその姿を現してくる。古園石仏大日如来像に代表される精緻な仏様たちは、鑑賞する人の心の在りようで表情を変え、静かに語りかけてくるようだ。石仏にはそれぞれ説明文が添えられているので、自分の好きな仏様を探すのも楽しい。気ままに散策するのも良いが、できれば石仏ボランティアの人にガイドしてもらうことをお勧めする。奥深い話が聞けることで、石仏に対する理解や興味もさらに深まるはずだ。

参道入り口にある「清浄香」。この煙を浴びて心身を清めてお参りする。線香は多くの人から寄進されたもの。

木々を抜けて、山肌に点在する石仏群を巡る。緑に囲まれた参道には清々しい空気が漂う。

手前が、阿弥陀三尊で知られるホキ石仏第二群第一龕(がん)。右奥にある第二龕の阿弥陀如来座像は、彼岸の日の朝の光が水面で反射して当たるよう位置が計算されていると云う。

極楽浄土を石仏で表現したと云われる臼杵石仏。
900年前の人にとって「仏の里」のテーマパーク的な存在だったと考えられている。

毎年8月の最終土曜日に行われる「国宝臼杵石仏火まつり」。篝火や松明に火が灯され、幽玄の世界に包まれる。

住所
大分県臼杵市深田804-1
電話
0972-65-3300(臼杵石仏事務所)
駐車場
スタンプの場所
古園石仏の覆屋内
トイレ
備考
料金:大人(高校生以上)550円、小人(小中学生)270円 

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