6.日吉社

日吉社
ひよししゃ

水田の中に埋もれるように立つ「深田の鳥居」は日吉社の一の鳥居。(大分県指定有形文化財)

臼杵石仏との関わりも深い
山懐の静かな神社

有名な国宝臼杵石仏の「古園石仏」の真上にある「日吉社」は、平安時代末期に臼杵石仏と満月寺の建立にあわせて造営された。本社は滋賀県の日吉大社で、比叡山延暦寺の鎮守として存在している。当時の満月寺は天台宗寺院。延暦寺の影響を受けて造られたと考えられており、延暦寺のように満月寺の鎮守として日吉社を建立したと思われる。日吉社は「山王社」、「山王権現」とも呼ばれる。臼杵石仏入り口の「深田の鳥居」の額には「山王」と彫られてあり、中世には日吉社の参道入り口がここにあったことを伝えている。

臼杵石仏の順路の途中、「山王山石仏」そばの道を登ると境内に着く。拝殿の隣には相撲の土俵もある。

本殿の前には、彩色を施された狛犬が。表情と佇まいに歴史を感じる。

住所
大分県臼杵市深田218
電話
0972-65-3300(臼杵石仏事務所)
駐車場
無(臼杵石仏の駐車場を利用)
スタンプの場所
拝殿内
トイレ
備考
※参拝には臼杵石仏の拝観料が必要
※参拝がご不安な方は石仏事務所または石仏売店までお声がけ下さい。

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