8.払川石仏

払川石仏
はらいがわせきぶつ

釈迦如来像(左)と、獅子に乗った文殊菩薩像。増益・お産・降雨などにご利益があるといわれている。

見どころ多数
山肌に集う個性豊かな仏像群

約50体の石仏が並ぶ「払川石仏」は、もともと払川観音と呼ばれる正観音像を祀る小さなお堂があった場所。寛文年間(1660年代)に月桂寺の僧侶がここに「慈航庵」を建て、住民の尊崇を集めたといわれている。石仏は、獅子に乗った文殊菩薩や阿弥陀如来仏像、釈迦如来仏像、不動明王像などバラエティに富んでおり、ここで様々な祈願が行われていた事がわかる。岩壁には小さな洞窟があり、ここに11対の磨崖仏が彫られているのも特徴のひとつ。この世から極楽への行程を表現したようでもあり、見る者の想像力をかき立てる。
※慈航庵=じこうあん

江戸期の作と思われる石仏群。風化が激しいものもあるが、美しい佇まいを残す石仏も多い。

屋根の下にさまざまな種類の石仏が並ぶ。この右奥に洞窟があり、中に磨崖仏が彫られている。

住所
大分県臼杵市払川
電話
駐車場
観音堂横
スタンプの場所
観音堂の前
トイレ
臼杵石仏又は公共トイレを利用

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