臼杵まなび旅

人と人、人と町を
感動の絆でつなぐ店

ナガマツクミコさんの紹介画像

永松 九実子

ナガマツ クミコ

『豊後感動本舗』主任。
前職が女性牧師という経歴の持ち主で、ご主人も牧師。店の母体である『KIZUNA』は兄が立ち上げた会社で、兄妹で連携しながら店を切り盛りする。

豊後感動本舗

石畳を歩くと”豊後”と大きく染め抜かれた日除け暖簾が目に留まる。ここ『豊後感動本舗』は、八町大路商店街でも新しい店のひとつ。実際の店舗とネットの通販サイトを連携させることで、臼杵や大分県の魅力を全国に発信するために誕生した。この店の主任として忙しい日々を送っているのが、永松九実子さんだ。

関東や九州各地で働き2020年に臼杵市に帰ってきた永松さん。久しぶりに暮らし始めた時、彼女はこの町の取り組みに大いに共感したという。「臼杵は『町興し』ではなく『町残し』。昔から地域に伝わる良いものを百年先の子どもにも残そうという考えなんです。食にしても、市がこんなに有機栽培を後押ししている所は珍しいですよね」と話すように、店の料理やデザートは臼杵の『ほんまもん野菜』を中心に食材を揃える。売り上げの一部を食材の関連団体に還元するなど、地域と共生する店として注目を集めているようだ。

『豊後感動本舗』はオープンしたばかりだが「ここを拠点にして、臼杵市の中で回遊性が高まるようなスポットを造ろうと考えています」と、朗らかな笑顔で早くも今後の構想を語る永松さん。おいしいもの・素敵なものにあふれた臼杵の町と、訪れた人をつなぐ新しい場所。旅の感動は、きっとここから広がってゆく。

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